ひとりで始められるビジネスの種類 前半

ひとりビジネスの種類

こちらのブログでは、
・小資金(数万円以下)で
・組織化しないでスタート
出来るビジネスについてお伝えしていきます。

ただ、中にはすでに何かを始めている方もいらっしゃると思うので、上記に該当しないビジネスで私に知識と経験のある、
・店舗運営系
・通販系
に関してもお役に立てる内容をお伝えしていきます。

他にも、このブログではビジネスに関する基本的で重要なことをお伝えしていくつもりですので、
どんなビジネスを手掛けていても、これから手掛けても、役立つことはあるはずです。
ご自身に置き換えて吸収していってもらえると嬉しいです。

ひとりで始められるビジネスの具体例

ネットマーケティング系

ネットマーケティング系とは、基本的にインターネット環境があればできるビジネスを指します。
在宅でできる範囲となります。

ただし、中にはビジネス全体ではなくビジネスの一部分に限りネットマーケティングを使う場合もあります。

1.アフィリエイト

私が初めて出会い、初めて取り組んだビジネスがこちら、アフィリエイトです。
アフィリエイトは、一般的に印象があまりよくないみたいです。
確かに、参入障壁が低く(ビジネスが何かもよく分かっていない当時の私が即日始められる程度には簡単に始められます)、うまくいけば爆発的に稼げ、
人付き合いもさして必要なく、いい加減な気持ちで取り組んでいる方も多く、それがネット上の至る所で見られるので、評判が悪くても仕方ないと思います…。

とはいえ、アフィリエイトの仕組み自体は決して悪いものではありません。
ネットで行う営業代行と変わりないからです。

営業代行とは、営業する商品やサービスに関して提携を結び、営業を行い、出来高払い等で報酬を頂く、世の中によくある仕事のひとつです。
会社に所属し、営業の仕事をしていれば営業代行ではなく単に営業と呼ばれます。
代行と付くのは、会社の部外だからです。その会社が本来営業部で行う仕事を代行しているから、営業代行なわけで、仕事内容は営業と変わりありません。

その営業の仕事を、ブログやメールマガジン、SNS、ホームページ、広告などを使って行うことをアフィリエイトと呼んでいます。

アフィリエイトが始めやすいのは、営業代行と比べて、
・提携がめちゃくちゃ簡単にできる
・面接等がないので誰でも即日スタートできる
・出歩く必要がないので、在宅でできる
・出歩く必要がないので、交通費やお茶代等のコストが掛からない(広告を使わない場合)
※ただし在宅でインターネット契約やパソコン・スマホ等を持っていない場合は購入・契約の必要があります。
・提携できる商品、サービス数、種類数が営業代行と比べて圧倒的に多い
・アポイントを取って人と会う手間が必要ない
などが挙げられます。

ただしもちろんデメリット、というか、営業代行に比べてハードルが高いと思われる点もあります。
・報酬単価が圧倒的に低い
・文章力、ネット上のコミュニケーション力のどちらかは必要
・SEO(Google等の検索エンジンで自分の書いた記事などを上位表示させる技術)もしくはブランディング力(簡単に言うと目立ち、人を惹きつけるための力だけどそんなに簡単じゃない)のどちからは必要
・報酬単価が低い分、積み上げていくのに時間が掛かる
・上位表示させるには時間が掛かる
・ブランディングを浸透させるには時間が掛かる
など。

これらを乗り越えていかないと、まとまった金額を手に入れることは難しいです。
ただ、乗り越えていった先には、時間を掛けずにしっかりとまとまったお金を手に入れることができる世界へ突入できる可能性が十分あります。
また、アフィリエイトは営業代行と同じように自分の独自商品を準備する必要がないため、例えば自分の商品を販売していて、売り上げが頭打ちになったから新商品開発までアフィリエイトで売り上げを補填したり、最初から自社商品とアフィリエイトを混ぜて商品構成を考えたり、自社商品で補えない部分をアフィリエイト商品で補ったり、自社商品開発のためのテストに使ったり、と使い道は以外に幅広くあります。

2.イベントやセミナー、お茶会等への集客

アフィリエイトが
1.ネットで見込み客を集め、
2.ネットで商品を紹介し、
3.ネットで紹介した商品を購入してもらう
という流れであるのに対し、
1と2の部分のみをネットを使うこともできます。

それがいわゆるネット集客というものです。

ネットで集客し、オフライン(ネットではなく現実社会)で何かしらのイベントに参加してもらい、そこでお金を頂く。
他にもネットで認知度を上げ、一般的な消費活動の中で購入率を高めること(要はスーパーとか、大手量販店、小売店での購入につなげるということ)にも使えますが、ここまで行くとひとりで始められるビジネスの範疇ではなくなってしまいそうなので、このブログでは触れません。

大きなイベントにつなげたい場合は、もしかしたら協力してくれるスタッフさんは必要かもしれません。
ひとりで始めるビジネスといっても、自分一人が中心となるというニュアンスで、誰にもお手伝いを依頼しないということではないので、そのあたりは柔軟に受け取ってもらえると嬉しいです。

この、イベントやセミナー、お茶会等への集客にインターネットを活用し、
1.ネットで見込み客を集め、
2.ネットで商品を紹介し、
の部分を行っていく流れとしては、アフィリエイトとさほど変わりません。
更に言うと、例えば誰か他の方が開催するセミナーを紹介してアフィリエイト報酬を得られる案件もあるので、これだとアフィリエイトになってしまいます。
また、例え自分のセミナーを開催するにしても、前払いでネット決済を活用するなら、
1.ネットで見込み客を集め、
2.ネットで商品を紹介し、
3.ネットで紹介した商品を購入してもらう
と何ら違いはないですね。

ニュアンスとしては、ネット上で決済するかどうかが問題ではなく、その後オフラインの場に足を運んでもらうかどうかが「2.イベントやセミナー、お茶会等への集客」のイメージです。
なぜなら、行うイベントやセミナー、お茶会の場で、さらなる商品やサービスを紹介することができ、自分のお客様になってもらうフェーズに進んでいけるからです。
ここはアフィリエイトとの大きな違いです。

営業代行やアフィリエイトの場合、紹介する商品・サービスは自社のものではありません。
またお客様が支払う代金は提携先の会社が受け取り、私たちはそこから営業報酬やアフィリエイト報酬という形で報酬を頂きます。
そうなると、お客様は基本的には、その商品を取り扱っている会社のお客様となります。
もちろん、継続的にフォローし、繰り返し自分から商品を購入してもらえる場合もあります。あるんですが、そのコントロール力がどうしても弱くなってしまうのが、営業代行やアフィリエイトの弱点です。

対して、もし自分でイベントやセミナー等を企画した場合、更に関連するイベントを立ち上げたり、より深い問題解決が出来るサービスをそのイベント内で紹介したり、お客様の悩みを直接聞いて、商品やサービスの開発に活かしたり。そういった次の展開が比較的行いやすくなります。お客様を継続的にフォローする仕組みも、自分で構築しやすいです。アフィリエイトでは、どこの誰が自分から購入してくれたのかすら分からない場合が多いので、フォローしたくてもそのお客様が分からないことも多々あります。

イベントやセミナー、お茶会等を行うに当たっては、直接のコミュニケーションが不可欠です。またその内容の企画力も必要です。
とはいえ、もしそれが苦手な場合、オーガナイザー役となることでも、この流れを実践可能です。

つまり、セミナー講師を招き、場の準備と集客、集金などを代わりに行う。当日は進行役を務め、運営に必要なことを準備する。そして講師には講師料をお支払いする。ざっくり言うと、こんな感じです。
この流れで行うメリットは、自分が興味があるジャンルなど、自分ではできない講義内容やイベント内容でも運営してしまえるということです。

もちろん、集客が出来なければ講師料で赤字になる可能性がありますし、そもそも講師を依頼する交渉力も必要かもしれません(講師を生業にしている方を呼びたい場合は、講師依頼サイト等を使うことで交渉力は必要ないですが)。

イベントやセミナー、お茶会以外の形には、例えば、
・勉強会
・読書会
・相談会
・説明会
・体験会
なども考えられます。

3.通販、ネットショップ

1.ネットで見込み客を集め、
2.ネットで商品を紹介し、
3.ネットで紹介した商品を購入してもらう
という流れはアフィリエイトとも同じですが、紹介する商品が自社商品、もしくは仕入れ商品であり、基本的にネットショップの形を取るのが、こちらの方法です。

ネットショップは最近かなり簡単に始められるようになりました。
大きく分けると、
1.大手プラットフォームの一角に出店する
2.自分のネットショップを作る
の2つがあります。

1.大手プラットフォームの一角に出店する
こちらはアマゾン、楽天市場等が有名ですね。近い形ではヤフオク、メルカリなどもそうです。他にもたくさんありますが、やはり大手はアマゾンと楽天ですね。
既にたくさんのお客様が買い物のため集まっているので、そこに出店すれば、集客の手間が大きく下がります。一方で、そのプラットフォーム内で目立つことが必須となります。
イメージとしては大きなデパート内に自分のお店が持てるイメージです。

2.自分のネットショップを作る
こちらの方法も、かなり便利になりました。インストールだけでネットショップの形が整うテンプレートもありますし、ネットショップの仕組みを借りることもできます。
そういう仕組みを使うと、自由度が下がるというデメリットもあります。その場合は自分で作ったり、業者さんに依頼することもできます。ただ、業者さんに依頼すると、ネットショップだと数十万~数百万のコストがかかる場合があります。

自分で作る場合は、HTMLやCSSといったホームページを作るための言語の知識、それに加えてもしかしたらショッピングカートを動かすためのCGIという簡単なプログラムの知識(プログラム系の中では簡単な部類というだけで、CGI自体が簡単かどうかは別問題)、他にもJavaScriptやPHP、サーバーの知識や顧客管理、セキュリティ…。挙げていると嫌になってきますが、そういったものも必要となってきます。どこまで自分で作るかによっても必要な知識が違ってきますし、ネットショップを自作することはこのブログの目的ではないので、この部分に関しては今後触れません(触れられませんし)。

また、商品の準備方法に関しても2つに分けられます。
1.自社商品
2.仕入れ商品

1.自社商品
最近は手作り品を販売するのもかなり一般的になってきました。そういった手作り品を指す場合もありますし、商品の企画をして製造を依頼、商品開発を行って自社商品とする場合もあるかと思います。ですがやはりここも、ひとりで始められる、低コストで始められるということを考えると、自社商品開発の話は本題から逸れそうです。すでに自社商品を持っている場合はこの限りではありません。

手作り品と言うと、手芸品とかDIY系を思い浮かべそうですが、それ以外にも自分のスキルも売ることができます。色々あると思うのですが、一例をあげると、
・ホームページ作成
・写真撮影
・ロゴ作成、デザイン作成
・名刺や印刷物のデザイン
・家事代行
・何でも屋系
・引っ越し作業
・レンタル彼女、彼氏…?
中には資格や申請等が必要なものもあるかもしれませんので、その点は注意してください。

自分のスキルを売るということは、そのスキルが世界一でなくてももちろん構いません。そこは価格とのバランスだったり、付加価値とのバランス、需要と供給のバランスなど、色々と考えられます。あとはアイデア次第でもあります。レンタル彼女に申請が必要かどうかは私は知りませんが、元々はこういったサービスは世の中に存在すらしていませんでした。でも、誰かが求めていた。それに目を付けて実行に移した方がいた。そうして今は、ある程度一般に認知されるようになってきました。

また、同じ技術を持っていても、付加価値の付け方、見せ方で選ばれるかどうかが変わってきます。
単にホームページ作成を行っている方なら、たくさんいらっしゃいます。
それが例えば、
「即日納品!」
「おうちサロンを開きたい方専用のホームページ作成代行~おうちサロンに必要なものは全て完備」
「一度納品したホームページは、20年保証!文面の修正や画像差し替えに制限はありません」
「AIを組み込んだホームページで、SEOの必要なく上位表示可能!」
などなど。こんな謳い文句があった場合、どれを選びたくなりますか?ひとそれぞれ惹かれるものは違うと思います。でも、「何でもやります!」と言ってしまうより、ターゲットを絞って、そのターゲットに向けて付加価値をアピールすることで選ばれるサービスを行うことができます。
詳しくは魅せる力(ブランディング力)をご参考に。

2.仕入れ商品
自社商品や自分のスキルがなくても、どこかから仕入れる、買ってくることも可能です。
ただし、この場合はやはり初期費用が掛かる場合が多くなるので、このブログではあまり突っ込んでは触れない…と思います。

思います、と曖昧なのは、実は私の周りでは初期費用がほとんどないのに、仕入れ商品を手にしている方が割といて、そして自分のビジネスがうまくいっているからです。
そういった方は、事前に売れる商品を入念に調べ、その商品をクレジットカードで購入し、クレジットカードの支払いサイクルまでに売り切ってしまう方法を取っています。

ただこれには、クレジットカードが必要なこと、更に大きくしていくためには時には借り入れも必要となってくること、支払いサイクルを失敗すると、大幅赤字になる可能性もあることなどから、このブログでは取り上げないと思います。

ここでも、既に仕入れ商品を確保している方は参考になるコンテンツはたくさんご用意していきます。

4.店舗集客

この方法は、2.イベントやセミナー、お茶会等への集客と近いです。
違いはもちろん、実際に店舗を持っていてその運営をしているということ。

ただし、やはりひとりで始める、低コストで始めるという趣旨からは逸脱してしまう場合が多くあります。店舗を出すためには借り入れを行ったり、自己資金を準備したりといったことがほとんどだからです。
ですがそのコストが準備できている場合はもちろん、おうちサロンでコストを掛けずに始められる場所があったり、レンタルスペースを利用して始められる種類のものであれば、その限りではありません。

イベントやセミナー、お茶会等への集客との違いとしては、
・店舗集客の場合は、店舗の運営方法との連動性が大きく影響する
・イベントやセミナー、お茶会等は一回開催の場合があるが、店舗集客は永続的
大きくはこの2点です。

店舗の運営方法との連動性というのは、どのような集客を行うべきかは、店舗のコンセプト等によって異なってくるということです。
例えば、エステサロンの場合。とにかく集客数を増やし、市場価格かそれより安めに多くのお客様を確保したいのなら、ホットペッパービューティー等のクーポン集客がおススメかもしれません。
逆に、高級サロンやおひとりおひとりのお客様にゆったりと過ごしてもらうタイプのサロンであれば、クーポンではブランドを下げてしまう可能性が高くなります。
実際はそんなにシンプルな考えではないのですが、簡単に言うとそんな感じ。

次に店舗集客は永続的という点に関して。人は限定性を感じられた方が購入しやすいのですが、永続的に集客を考えてしまうと、この限定性が薄くなってしまいがちです。今回限りのセミナーならば、今回行かなくては次はありません(当たり前ですが)。でも、店舗はずっとそこにある(と思われている)。だからまた今度でいいか、時間が出来た時でいいか、と先延ばしされてしまう。定員があるという点でも、同じことが言えますね。

ですので、店舗集客では意識的に限定性を打ち出していく必要があります。自然と限定性ができやすいイベント集客との違いです。

後半に続きます。

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