自分の考え方をちょこっと変えて一時的に楽しいを作る方法はたくさんありますが、もっと心の底から湧き上がる「楽しい」を作るには、どうすればいいのでしょうか?
この記事では、瞬間的な楽しいを作る方法に加え、「人生を心から楽しむ」「心から楽しい人生を作る」方法についてお伝えしていきたいと思います。
楽しいには2種類ある
そもそも、「楽しい」とは何か、自分の求めている「楽しい」がどういったことなのか、考えたことはありますか?
私にとって「楽しい」は2種類あります。
そのどちらも大切で大好きな「楽しい」です。
瞬間的な楽しさ、日常の楽しさ
ひとつは、瞬間的な楽しさ。
この場にいるのが楽しい。面白い話を聞いた。楽しい映画を見た。体験談を語り合った。面白い動画を見つけた。
そんな楽しさです。
日常の中の何気ない一コマとも言えるでしょうか。笑い合いながら過ごしている。その「楽しさ」です。
心の底から湧き上がるワクワク感、人生の楽しさ
もうひとつは、もっと根源的な楽しさです。
人生そのものが楽しいと思える。苦しいこと、乗り越えること、挑戦。そんなこともひっくるめての「楽しさ」。
好奇心でワクワクしている時。無理難題に出会って、でもやり遂げたい!とやる気が湧いて、頭が冴え始めた。
アイデアが沸き起こり、必死に整理し、それを伝え、実行していく。そんな「楽しさ」。
目先の娯楽、快楽を求めたり、その時の自分のワガママや怠惰な気持ちを叶えるのではなく、
充実感、充足感、心からの満足感。それを叶えることと、追い求めること自体の楽しさ。
「楽しい」には2種類あり、どちらも必要なものだと私は考えています。
前者の楽しいがないと、毎日にワクワクしない。キツイ時間が増えたり、笑っている時間が減ってしまう。
後者の楽しいがないと、人生にワクワクしない。一瞬ごとは笑えても、笑い終わった後にまた次の「楽しい」探しの旅に出なくてはならなくなってしまう。
どちらの「楽しい」もあったほうが、人生全体も細部も楽しくなりそうですね!
楽しいの作り方。
「楽しい」が2種類あれば、当然「楽しい」の作り方も2パターンとなります。
瞬間の楽しいは、受け止め方でどんどん増やせる
まずは「瞬間の楽しい」の作り方。
楽しいと感じられることを増やせばいいので、こちらは感受性を磨くこと、楽しもうとすること、自分が何に楽しいと感じるかを知り、その楽しいと感じることを積極的に探すこと。
そんな風に増やしていけばいいのです。
よく言われる方法としては、
1.自分(考え方)を変えること
2.笑顔でいること
3.ストレスを溜めこまないこと
4.自分を知ること
5.人と比べないこと
が代表的で、ほぼこの5つに集約されます。
起こる事実はひとつであり、変えることができません。
だから、事実を受け止める側の自分を変え、その事実を楽しいことに変換するにはどうすれば良いかを考えることが大事だということです。
また、事実は変えられないのだから、嫌なことはなるべく避けること。そして、笑顔でいることで自然と楽しくなっていくこと。
更にそれに加えて、積極的に自分が楽しいと感じることの中に身を投じていけば、楽しいは増えていきます。
人と話すのが好きなら、どんな人と話すのが楽しいかを知り、その輪の中に入るにはどうすればいいのかを探り、実践すること。
いろんな趣味を試してみて、自分が楽しいと思えることを見つけること。
もし楽しくなくなっても、楽しくなくなった事実にフォーカスするのではなく、楽しいは終わるものだと知り、次の楽しいを探し始めること。
これらを心がけるだけでも、十分日常で楽しいことは増やせると言えます。
根源的な楽しさを作るには
さて、少し難しさが加わるのは、こちらの「楽しい」作りです。
根源的に、心の底から湧き上がる楽しさを作るには、テクニックや発想の転換だけではどうにもならない側面もあります。
とはいえ、瞬間的な楽しさを作るための方法の中にも、こちらの楽しさ作りに活かせる方法も含まれているので、一から取り組み始めなければならないわけではありません。
根源的な楽しさを作るためには、まずは自分が何に対して根源的な楽しさを感じるかを知る必要があります。
これまでに、心の底からワクワクして、一生でもこれに取り組んで行きたい!そう感じたことはあったでしょうか?
…きっと、ないんじゃないかと思います。
なぜなら、それに出会っていれば、今もそれに取り組んでいて、今この記事を読む必要はなかったから。
だとしたら、自分が何に対して根源的な楽しさを感じるかは分からないということでしょうか。
そうではありません。「あなただけが」感じることを探すのではなく、「人の心理として」根源的に楽しいと感じるものを求めれば、人である以上、あなたにも当てはまると言えるからです。
誰もが同じ、と言いたいのではありません。
根源的な楽しさを表現するもの、実際に実践として行う事はそれぞれ違います。
どんなことに出会うかは人それぞれだし、出会った時に気付けるかどうかも、その人次第だからです。
ですが、根源的だという以上は、基本的にはほとんど誰もが「楽しい」と感じる傾向となるものは存在するのです。
少しかたっ苦しい話になってきましたが、要は「人が心から楽しいと感じるものなら楽しいだろう」ということです。
ゲームを例にとって考えてみましょう。
好きなゲームはありますか?
スマホゲームでもトランプでも、ボードゲームでもテレビゲームでもじゃんけんでも言葉遊びでも、どんなものでも構いません。
ひとつくらいは好きなゲームがあるのではないでしょうか?
なぜゲームは楽しいのか?
人が根源的に楽しいと思うものだから、です。
この楽しいは、この段階では瞬間的な楽しさの方の「楽しい」に近いです。
さて、ゲームを楽しくしていく要素として必要なものは何か、考えたことがありますか?
ゲームは、やってみていきなり楽しいものもあれば、最初は難しいと感じるもの、ルールを覚えるだけで大変なもの、色々あります。
でも、ゲームは楽しいものだ。そう信じられるなら、ゲーム上のテクニックを磨くことも、ルールを覚えることも、苦じゃなく取り組んで行けるようになります。
ただし、それはそれを乗り越えた後に「楽しい」がやってくると知っているからできること。
後から「楽しい」がやってくると知っていれば、最初の苦労さえも楽しく、苦労なんかじゃないと感じられるようになります。
そもそも、苦労とか苦しいとかを感じる隙間もありません。
乗り越えた先にある楽しさも、様々です。
出来るようになった喜び、勝ち負けのあるゲームでは勝つ楽しさ。攻略。新しいルートの開拓。
心理戦、駆け引きの面白さ。出来ること、分かることが増えていく喜び。単純に没頭できるから。
楽しさはゲームにつき1つではなく、一つのゲームを通して様々な形の楽しさがあることも多いです。
そして当然、好きなゲームの傾向もあります。
ゲームには数えきれないくらいの種類があり、続々と新しいゲームも生まれ続けています。
なので、選んでも選んでも選び終わることはありません。
ここまでをまとめてみると、こんな言葉で言い換えられそうです。
ゲームには様々な種類、ジャンルがあり、尽きることはない。
ゲームの楽しさは単純な楽しさだけではない。
ゲームは楽しいものだと信じられるなら、困難や難しさを乗り越えることでも楽しさは得られる。
そしてその楽しさは一度得たら終わりではない。
これを人生に置き換えて考えることが、根源的な楽しさを作る方法に他なりません。
つまり、
人生にはいろいろな側面、歩み方、道があり、尽きることはない。
人生の楽しさは単純な楽しさだけではない。
人生が楽しいものだと信じられるなら、困難や難しさを乗り越えることでも楽しさは得られる。
そしてその楽しさは一度得たら終わりではない。
ということですね。
人生をゲームのようだと捉えられるか?
人生は楽しいものだと心から信じられるか?
それだけで、人生は挑戦し甲斐のあるものに変わり、何が起こっても楽しむことができるものに変わります。
簡単に言ってしまえば、それだけのこと。
もちろん、人生とゲームは違います。リセットしてやり直すことは出来ないし、命もひとつしかない。
だけど、それを踏まえても、人生は楽しむべきものであり、誰もが楽しんでいいものだと、私は思っています。
私に、人生はゲームだと教えてくれたもの
この考え方を私に与えてくれたのは、自分でビジネスを持ったからです。
ビジネスを学び、実践することで、スキル=ゲームでいうテクニックと、思考=ゲームでいうルールを覚えることや戦略の組み立て方、心理戦とか。そういったことの重要性と必要性を学びました。
ビジネスはお金を稼ぐものです。
ですが、それは一側面に過ぎず、副産物のようなもの。
私にとってビジネスは、人生上の飽きることのない、尽きることのない、2種類の楽しさを与えてくれるゲームです。
ビジネスにもたくさんの種類があるし、攻略ポイントも山のようにある。人との出会いもたくさんあって、自分を見つめなおす機会も幾度となくくれる。
そしてもちろん、生きていく上で必要なお金も稼ぎだせる。
たまたま出会ったビジネスでしたが、その楽しさに気付けたことが、一番の幸運だったのかもしれません。
まとめ:楽しく生きるのだ!心の底から湧き上がる楽しさを作るには?
私はビジネスと出会うことで、人生を通して楽しむスキルや思考がどんなことなのかを知り、これからも磨き続けていけるものだと分かりました。
ビジネスではたまたまお金を稼ぐという副産物が付いてきますが、人生を楽しむためのスキルと思考は、ビジネスの場だけで活きるものではありません。
仕事、生活、人間関係、すべての人生の場において、楽しむためのスキルと思考は活きてきます。
ぜひ、楽しむためのベースを手に入れて、楽しいことを創り出し続けられる人生を送っていきましょう。