やりたいことが見つからないのは当然!見つけなくても大丈夫な理由

やりたいことが見つからないのは当然!見つけなくても大丈夫な理由

やりたいことが見つからないんです。何が自分に合っているのか分かりません。

そんな風に考えているなら、ちょっと待ってください!やりたいことが見つからないなんて、当たり前のこと。やりたいことが見つからなくても探さなくていいんです。 先に探そうとするのは時間の無駄以外の何者でもないのだから。

やりたいことが見つからないのは当然のこと。なぜなら…

やりたいことが見つからないのは、 単なる知識・スキル不足です。

…というと、根も葉もないことのように聞こえますが、安心できる話に落ち着くはずなので、もう少し読み進めてみて下さい。

やりたいことが見つからないのが知識・スキル不足だというのは、ディズニーランドで例えてみると分かりやすいと思います。

ディズニーランドは好きですか?
もし好きで、何度も足を運んでいるなら、
「どのアトラクションに行きたい?」
という質問には、答えが多すぎて迷ってしまう程かもしれませんね。

ですが、もしあなたがディズニーランドに興味がなく、行ったこともない、名前を知っている程度だとしたら?
「どのアトラクションに行きたい?」
そう聞かれても、答えを持ち合わせていないことでしょう。

ディズニーランドに対する知識があるかないかで、答えられるか答えられないかが分かれます。

他にも、例えば。

あなたが料理を作ってみんなにふるまおうと考えた時。目の前にリンゴが1個しかない。しかもあなたは、「炒める」という調理法ひとつしか知らないとしたら。

どんな料理を作ろうか、わくわくと考えられるでしょうか?難しいですよね。

もちろん、リンゴひとつをキレイに飾り切りにして並べるだけでも、喜んでもらえるかもしれません。ですが、飾り切りは高度な技術。それを知らないとしたら、やはりおもてなしには向かないのではないでしょうか。

一方で、もし目の前に世界中の様々な新鮮な食材が所狭しと並び、さらにあなたにはその食材をあらゆる調理法で最適に料理する腕を持っていたとしたら?どんな料理を作って喜ばせようか、考えるだけでワクワクしてくるのではないでしょうか?
やりたいことが見つからないのは、 単なる知識・スキル不足
炒める、揚げる、煮る、焼く、ポワレ、ブレゼ、包む、オーブンを使ったり、分子料理の技法を取り入れたり。食材を見ると、ありとあらゆる調理法とその組み合わせが次から次へと頭に浮かび、更にはふるまいたい相手の好みも知っているから、味付けまでが明確にイメージできる。「材料」とそれを活かす「腕」があれば、作りたいものが出てくる。逆に言えば、「材料」がなく「腕」もなければ、作るイメージが湧かなくても当然と言えます。

料理に対する知識とスキルをどれだけ持ち合わせているかで、作るもののイメージが湧くか湧かないかが決まります。

要するに、 やりたいことがないというのは、そもそもやりたいことについて考えるためのベースとなる「知識」や「スキル」を持ち合わせていないからに他ならないのです。持っていないのに、一生懸命やりたいことを探すということは、まるでディズニーランドという存在を知らないのにディズニーランドに行ってどんな遊びをするか考えているようなものなんです。

世の中にはたくさんの未知の世界が広がっていて、それを全て自分の目で見ることは不可能なのではないでしょうか。だとしたら、出会ってもいないものの中から自分のやりたいことを見つけ出すなんて、出来るわけがありません。

やりたいことを先に見つけるのではなく、出会った中のことから見つけていく

とはいえ、今のあなたが全く何の知識もスキルも持っていないわけはありませんよね。これまで生きて生きた経験があれば、それがどんなものであれ、意外とたくさんの知識やスキルを持っているはずです。

やりたいことは、体験して初めて「やりたいことだった!」と分かるもの。だとしたら、既に出会い、取り組んでいること、取り組もうとしていることをまずはやってみる。その中から、自分が楽しいと感じられ夢中になれるものを見つけ、育てていく方が圧倒的に効率的ですし、現実的なことです。

もし 途中で飽きてしまっても大丈夫。それまで培った知識やスキル、そして経験はまた次のやりたいことに出会った時に活かされていくことだから。あなた自身が少しでも興味を持つことであれば、そこには何かしらの共通点があるはずです。だから、まったく何にも活きてこないということはありません。

それでも何かやりたいことに出会いたいと思うなら

やりたいことに出会いたい
私はもともと、小さい頃からやりたかったことである「お菓子作り」を最初の仕事にしました。やりたいことを見つけていて、それを叶えたことがあります。ですが、 やりたかったはずのことは「やりたい」という気持ちだけでは続きませんでした。現実的なお金や時間、体力・労力の問題がのしかかって来たからです。

そこで出会ったのが今の仕事で、最初は興味どころか全くの無知の状態。でもそこから、 ひとつひとつ知識を取りいれ、実践しスキルを得ていくことで圧倒的にやり甲斐のある、楽しいことに変わっていきました。もちろん時には(たくさん)失敗もするし、つらいこともありました。だけどそれを加味しても楽しいと言えます。その上、お金の自由度も時間の自由度も増大したので、たまたまでもこの道で良かったと心から思えます。

そうなれたのは、出会った運もありますが、それ以上に 必要な知識やスキルを手に入れてきたことで、視野が広がり続けているから。もちろん完璧になっているわけでもなく、まだまだ勉強することは山のようにありますが、勉強することが山のようにあること自体、飽きないし好奇心は続くし、幸せなことですよね。

スキルや知識を手に入れれば入れるほど、どんどん視野が広がり、世界が広がっていきます。そうすると、ディズニーランドのアトラクションを遊びつくして裏技でも知っているかのような、世界中のどんな料理でも自分の腕一つで作り出せてしまえるかのような、ちょっと大げさですがそんな気持ちに近付いていけます。

もし、少しでも興味があることと出会っているなら、まずはそれをとことんやってみるといいです。もし興味があることと出会っていないなら、私のお勧めはとりあえずお金を稼げることに取り組んでみることです。 お金があると時間を作れるので、時間を使って様々な体験をし、まだ経験したことのないことを体験できるようになれるからです。

その際、「お金を稼げることでやり甲斐のあることは何だろう…?」と考え始めると行動に移せなくなるので、目の前にやって来たことにひとまず飛びついてみることをおススメします(ただし法律の範囲内のことと、いきなり多額のお金を使わずにすむ方法で!)。お金を稼ぐためのスキルと知識が手に入れば、そこから視野を広げられ、時間も作れ、色々なこと・色々な人と出会えるようになり、やりたいことのひとつやふたつ…と言わず、目に映ることすべてに興味津々になるくらい、世界が変わっていきます。

まとめ:やりたいことが見つからないのは当然!見つけなくても大丈夫な理由

そんなわけで、やりたいことが見つからないのは当然のこと。見つけなくても、知識とスキルを増やしていけば、それがベースとなって世界が広がり、やりたいことを探さなくても向こうからやってきてくれるようになるので、まずは安心して目の前のことに一生懸命になってみてください!

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